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よくある目の病気「結膜炎/ はやり目/充血」

結膜炎の症状と治療

結膜炎とはどんな病気?

結膜炎は多くの方が一度は患ったことがある程、よく聞かれる疾患です。

結膜は白目の部分と上下のまぶたの裏側の部分を覆っている薄い膜を結膜といい、外からの細菌やウイルスの侵入から眼を守るバリアの働きをしています。結膜は外界からの刺激を受けやすく、容易に感染や炎症が起こります。

細菌性やウイルス性、アレルギー性など、原因によって対処法や治療法も異なります。

中には後遺症が残るタイプもあり、注意が必要です。

結膜炎の原因

結膜炎には細菌やウイルスが感染して起こる、感染性結膜炎と、何らかの原因(抗原)に対して免疫が過剰に働いた結果起こる、アレルギー性結膜炎などがあります。

角膜の横に結膜の増殖した組織(瞼裂斑)があると、その部分に炎症を起こしやすくなります(瞼裂斑炎)。

アレルギー性結膜炎に関してはこちらをご覧ください。

細菌性結膜炎 

原因

ブドウ球菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌などの細菌が感染することにより起こります。

症状

充血や黄色っぽい目やになどの症状が出ます。 

はやり目と異なり感染力は強くありません。

治療

抗菌剤の目薬で約1週間以内には治ることがほとんどです。

程度に応じて1日4回から6回ほど点眼していただきます。

症状が良くなってもまだ細菌が残っている可能性があるため、治ってからも数日はさし続けた方がよいでしょう。

予防法

目をこすったり、病気などで抵抗力が落ちたりすると、かかりやすくなりますので、手をしっかり洗い、不必要に目をこすらないこと、体調を整えることが有効です。

ウイルス性結膜炎(はやり目)

原因

結膜炎を起こすウイルスで代表的なものはアデノウイルスです。 

アデノウイルスにはいくつかの型があり、主なものは、8、19、37、53、54、56型などがあります。アデノウイルス以外にも、エンテロウイルス70型、コクサッキーウイルスA24型、ヘルペスウイルスなども結膜炎を起こします。

ここでは主に、「はやり目」と呼ばれるアデノウイルスによる結膜炎について説明していきます。

症状と特徴

アデノウイルスが侵入した後、1週間から10日の潜伏期間を経て発症します。

強い充血と大量の目やにが出ることが特徴で、左右どちらか片方から始まります。

アデノウイルスは眼だけでなく、のどにも感染するため、発熱やのどの痛み、リンパ節の腫れなどかぜ症状を伴うこともあります。

ただし、ウイルス性でも、型によって症状が軽いものがあるため、細菌性結膜炎とほとんど見分けがつかないことがあります。

そのため当院では集団生活をしているお子様や医療関係、学校関係にお勤めの方は、念のためはやり目の検査をしております。

検査の方法

綿棒で下瞼の結膜をこすって目やにを採取してアデノウイルスがいるか検査をします。7分間で結果が分かります。

感染の初期で、ウイルス量が少ないと陰性に出ることもあり、症状が強い場合は、念のため感染予防に気を付けて頂きます。

治療法

はやり目に対する特効薬は残念ながらありません。

合併感染を防ぐため、抗菌薬の目薬と炎症を抑えるステロイドの目薬を点眼して頂きます。

最終的にウイルスは自己の免疫力によって排除されますので、しっかり栄養と休養を取って、体力をつけることが重要です。

完全に治るまでは2~3週間かかります。

感染予防

非常に感染力が強いため、学校や会社は休んでいただき、人ごみを避けて下さい。

ご家族にも感染しないよう、なるべく目を触らず、タオルは別々にする、お風呂は最後に入るなど感染予防に気を付けて下さい。

後遺症

充血や目やにがおさまってきたころ、何となく眼がかすむ症状が出ることがあります。

これは、はやり目の後遺症で角膜が白く濁ってしまうためです。

ステロイドの点眼が効果がありますので、角膜の濁りが完全になくなるまで、眼科に通院するようにしましょう。

瞼裂斑炎

瞼裂斑とは

黒目の左右にできる黄色っぽい隆起で、紫外線やコンタクトレンズなどの慢性的な刺激により結膜にタンパク質や脂肪が沈着したものです。

症状

普段は無症状ですが、瞼裂斑に炎症を伴うと、充血や異物感を自覚します。

他の結膜炎と異なり、白目全体の結膜充血はなく、また目やにもほとんど出ません。

治療

炎症が起きた時は抗炎症作用のある目薬を処方します。

瞼裂斑自体を治す目薬はありません。

瞼裂斑の予防

紫外線を避けるため、サングラスや帽子を使用したり、コンタクトレンズを控えて頂くとよいでしょう。

 

 

結膜炎以外の目が赤くなる病気

結膜下出血

白目の部分が突然真っ赤になり、びっくりされることも多い症状です。

充血ではなく、結膜の下の血管が切れて内出血を起こしたものです。

小さい点のような出血から、眼球の半分以上を覆うような出血まで程度は様々ですが、出血が眼の奥に行ってしまうことはなく、視力にも影響はありません。

出血が多いと、ごろごろ感や違和感を感じることがありますが、全く症状がないことも多いです。

原因は特にないことがほとんどですが、外傷や目を強くこすったり、嘔吐や咳などで急に力が入ったときにも起こります。

ドライアイやウイルス性の結膜炎に伴って起こる場合もあります。

結膜下出血は1~2週間で自然に吸収されますので、出血を引かせるような治療はありません。

外傷を受けた時や、目やにを伴う場合は、検査や治療が必要となりますので、早めに眼科を受診して下さい。

角膜の傷や炎症に伴う充血

角膜(黒目)に傷が付いたり、感染で炎症などが起こっても結膜は充血します。

コンタクトレンズをしている方は、角膜に傷が付きやすいため、要注意です。

充血以外に痛みを伴うことが多く、目やには少な目です。

充血は黒目と白目の境界あたりに充血が強く出ます。

早めの治療が必要となりますので、お近くの眼科を受診して下さい。

角膜障害に関してはこちらをご覧ください。

ぶどう膜炎

眼の中のぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症が起こる病気です。

症状は充血だけでなく、目のかすみや、痛みを伴うことがあります。

原因は感染によるもの、免疫異常によるものがありますが、30~40%は原因不明です。

視力低下の後遺症を残さないために、早急に治療が必要となりますので、眼科を受診して下さい。

ぶどう膜炎に関してはこちらをご覧ください。

眼精疲労

パソコンやスマホなどを長時間見続けると、眼の中のピントを合わせる筋肉が酷使され、充血を引き起こすことがあります。

また、度の合わない眼鏡やコンタクトレンズを使用していると眼の疲れを引き起こします。

長時間集中して見ていると、瞬きの回数が減って眼が乾燥し、充血しやすくなります。

まずは、眼をしっかり休めて、それでも改善しないときは眼科を受診しましょう。

 

 

結膜炎や目が赤いことに関してよくある質問

細菌性結膜炎はうつりますか?

細菌性結膜炎はウイルス性結膜炎に比べてうつる確率は非常に低いですが、ゼロではありません。

医師によっては「うつりません」と説明する場合もありますが、外来診療をしていると、細菌性でもご兄弟が感染する事例もあるため、

目やにが多い場合は特に、手洗いをしっかり、タオルを別々にして感染予防して頂くとよいでしょう。

 

結膜炎の目薬はコンタクトの上から点眼できますか?

結膜炎の方がコンタクトをしていると、治りにくかったり、悪化しますので、コンタクトは中止なさって下さい。

結膜炎に用いる抗菌薬の点眼やステロイド点眼はコンタクトの上から点眼できないお薬です。

 

はやり目と言われ目薬をさしていますが、全然良くなりません。なぜでしょうか?

はやり目に有効な目薬はなく、発症してからピークを迎える1週間ぐらいまでは、点眼をしていてもどんどん悪くなります。

ご不安になるかと思いますが、自身の免疫力で必ず良くなりますので、しっかり体を休めて下さい。

目薬は細菌の合併感染や角膜の濁りを予防する役割がありますので、効果がないように思われても続けて下さい。

 

瞼裂斑は手術で取れませんか?

瞼裂斑を切除したとしても、結膜を縫合した跡が逆にゴロゴロしたり、充血したりするため、手術をすることは通常ありません。

 

結膜下出血の治療法はありますか?

結膜下出血は、自然に治りますので、特別なお薬はありません。

ドライアイにより目の表面の摩擦が原因となって起こる場合は、ドライアイの目薬を使用します。

なかなか出血が吸収されない場合や繰り返し出血が起こる場合は、止血剤の飲み薬を処方することもあります。

 

結膜下出血ですが、血液がサラサラになるお薬は続けてよいですか?

ワーファリンやバイアスピリンなど血液を固まりにくくする飲み薬は、中止すると脳梗塞や心筋梗塞の危険性が高まりますので、続けて内服して下さい。

 

 

 

 

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